カワヨシノボリ(赤石型)採集記@静岡県中部

採集の始まり。暁の空。

どうも、サビぬきです。

前回に引き続き、今回もカワヨシノボリを狙ってみました。

が、例によって今回狙うのも普通のカワヨシノボリではありません。
今回は「赤石型」と呼ばれる、静岡県のみに分布する個体群をターゲットとします。

最初の川

実は赤石型の採集ははじめてではありません。
以前、採集したことがあります。

しかし、当時は別の魚をターゲットとして狙っていたため、特に気にも留めずリリース・・・。

写真も残っていなかったので、今回まずはそのポイントに再訪してみました。
勝率が高い遠征は気楽で良いですね。

流れが穏やかな川ですが、以前カワヨシノボリを採ったことのある川です。

さっそく網を入れてみましょう。

カワムツ。

この川は非常に魚影が濃いのですが、今日はそこかしこにカワムツが泳いでいました。

次に、少し網に重さを感じて引き上げると・・・。

ブラックバス。(オオクチバス)

なんとブラックバス!このポイントでは初めてです。
特定外来種なので、生きたままの持ち帰りはできません。

ブラックバスは侵略性が強い外来種のため、心配ですね。
よく見るとカワムツに混じってちらほら見られました。

このあとしばらくガサガサを続けるのですが、大小さまざまなサイズのカワムツばかりが網に入ります。肝心のヨシノボリは網に入りません。

ここで、カワムツ以外の魚が網に入ります。

モツゴ・・・。探しているのはキミじゃない。

ラインナップ的に、やや上流に来すぎたかもしれません。
分布がやや下流になったのかも。

少し下流にポイントを移動します。

下流でも、似たようなラインナップが続きます。

しばらくこのポイントに網を入れてみましたが、一向に採れる気配がありません。
以前は採れたんだけどなぁ。

と、その時。

カワヨシノボリだ。

粘ること数十分、やっと採れました。
採れた個体は♀でした。

比較用に、♂も確保したいところです。

しかし環境が変わってしまったのでしょうか、これでは激減していると言えます。

・・・しかし、この後が続きません。
♂が見たいのでしばらく粘ってみましたが、採れる気配がありませんでした。

全然ダメそうなので、ポイントを変更します。

もう一つ、過去に採集した覚えのある川があるため、そちらに向かってみます。


2番目の川

個人的イチオシのオオヨシポイント。

こちらは最初の川よりも上流に位置し透明度が高く、むしろ「オオヨシノボリのポイント」として個人的に最有力としている河川です。

この河川では、行けば99%採れるレベルでオオヨシノボリが生息しており、個人的にはとても信頼を置いています。

カワヨシノボリも以前この川で見かけているので、多分期待できるでしょう。
網を入れてみます。

早速採れました。

やはりここは期待できる。
カワヨシノボリです。

ただ、また♀のようですね。
♂を狙ってみます。

カワヨシノボリ♀。
これはオオヨシノボリ。

よく似ていますが、次に採れたのはオオヨシノボリ。
このポイントには数多く生息しており、個人的には「オオヨシノボリを採りたくなったらここ」というぐらい非常に信頼を置いています。

しかし今回のターゲットではありません。
この後もちょくちょく採れますが、今回はスルーします。

川岸が良いらしい?

しばらくガサガサしていて気づいたのですが、この川ではカワヨシノボリは川岸の方から出現率が高いようでした。

浮石からはオオヨシノボリ、川岸からはカワヨシノボリ。
分布するヨシノボリの種類とその組み合わせで、同じ河川内で棲み分けが生じているのかもしれませんね。

そんなこんなでしばらく網を入れていると。

カワヨシノボリ♂

採れた。

また♂。

なんだかんだ採れました。
これで比較ができます。

コツを掴めばサクサク採れます。

リザルト

正直、見た目はふつうの無斑型とあんまり変わらないかな~ という印象を受けました。

♂個体

背鰭の発達は無斑型より弱めな印象です。
腹部周辺の発色が異なるらしいのですが、この個体からはあまり違いがよく分かりませんでした。

♀個体

体側の斑紋、尾鰭、胸鰭の模様が無斑型と差があると言われるようですが・・・。
ちょっとこの画像だけでは判断が難しそうです。

いずれ、水槽で落ち着かせてからまた写真撮ってみようと思います。


締めはちょっと豪華なラーメン

海鮮どかーん!なラーメン。
アサリもたっぷり。
カニの身もしっかり。

これであと残すところは「斑紋型」のみ。
5型揃ったら、比較企画とかやってみたいなーと思います。

次回の更新をお楽しみに!

コメント

タイトルとURLをコピーしました