ビワヨシノボリ採集記@滋賀県 琵琶湖東部2024 前編

どうも、サビぬきです。
例年5月末〜6月にかけて。
今年もまた、ビワヨシノボリの季節がやってきました。

なお今回は前置き長め・・・。
採集までスキップしたい方はこちら。

長~い前置き

夜中の出発。初手塩ラーメン。

太麺の美味しい塩ラーメンを食べて夜中に出発!
去年は北部エリアを中心に探索しましたが、今年は少しエリアを変え、東部を中心に探索することにしてみました。

朝飯は岐阜で五平餅!

長浜の水族館

琵琶湖までの道のり、いやー長い長い。

東日本から琵琶湖までのアクセスは米原・長浜エリアからとなるのが一般的ですが、その長浜駅には無料で観覧できる水族館があります。

今回、それも見ることが目的のひとつだったりします。

長浜駅すぐ近くにある小規模な水族館。無料なのでお近くに来た際はぜひ!
オウミヨシノボリ。今回はターゲット外。
ビワコオオナマズ。ヌシの迫力。
ビワマス。大変美味なことでも有名。
ガサガサ的にはサイズや時期により採捕制限がかかっているため、要注意魚種です。
網に入ってしまった場合はリリース推奨です。

こんな感じで、ここだけでも琵琶湖固有の淡水魚の大半の魚種を見られます。
採集が目的でなくとも、滋賀県にお越しの際はぜひ訪れてみてください。

また、特定外来生物につき、展示には許可が必要となる外来種も展示されています。

ブルーギル。琵琶湖では一番よく見かけます。
オオクチバス。ブラックバスの一種で釣りのターゲットとして人気。
コクチバス。こちらもブラックバスの一種。
オオクチバスより流水環境に適応できると言われています。

これらの外来種は、琵琶湖では活かしたままのリリースが県条例により禁止されています。
網に入ってしまった場合は、近くの外来魚ボックスに入れるか、もしくはその場で殺処分しなければなりません。

琵琶湖飯

水族館を一通り見終えたあとは、お昼の良い時間になりました。
腹が減っては何とやら、そんなワケで飯。

焼き鯖寿司付ききつねうどん!

焼き鯖寿司ときつねうどんのセット。
ここに、琵琶湖らしいスジエビの佃煮がついています。

焼き鯖寿司も滋賀県名物。
滋賀県ではもちろん鯖は採れませんが、たぶん隣の福井県から仕入れたものが広まったのかな?と思います。

あと忘れていけないのが、琵琶湖に訪れた、口にすることができるゴリの佃煮。

琵琶湖に通うこと数年、時の任意効果なのでタイミングを逃し続けていましたが、やっと口にする機会が得られました。

何を隠そうゴリの佃煮とは、ビワヨシノボリの稚魚の佃煮です。

一部地域に点在する、ヨシノボリ料理の一つ。
ヨシノボリ好きなら生物学的側面だけでなく、文化的側面もぜひ抑えておきたいと思ってこその選択です。文系理系ガチ両刀です。

ゴリの佃煮は、晩に白米付きの弁当を購入し、一緒に食べてみたいと思います。

やっと採集

腹ごしらえも済み、やっとこさ本題の採集。
このポイントは例年通っている、定点観測的なポイントになります。

早速湖岸に降りてみると……。

いるいる。

そこかしこで目立つ、白く縁取られたビワヨシノボリ♂の背鰭。

そこら中にうじゃうじゃいます。
流石は毎年5〜6月の風物詩。

これを観るために琵琶湖に来ているのです。

早速網を振るってみると。

ビワヨシノボリ♂

やはり入る入る。
大漁。たのしい。

♂は目立つので簡単に採れますが、♀は目立たないので狙って採るのはやや難しいです。

しかし数が多いので、居そうな石の下に網を構えて追い込むと、そこそこの確率で網に入ります。

ビワヨシノボリ♀

ここは毎年恒例、定点観測のポイントなので、これにて最低保障分は十分といったところでしょう。

6月に入ると、やはりベストシーズンと言えるぐらい発色が良いですね。

ビワヨシノボリ♂
ビワヨシノボリ♂
発色は良いですが、尾鰭がボロボロ。
縄張り争いによるものかもしれません。
ビワヨシノボリ♀
ビワヨシノボリ♀ 抱卵個体
結構たくさん採れました。

今回はこのポイント以外にも、新規ポイントを開拓したかったので、さらに東へ、東へと進みます。

ビワヨシポイント新規開拓

しばらく湖岸を巡っていると、良さげなポイントが。
よく見ると先行してガサガサしている人がいます。同業者でしょうか。

少し離れて湖岸に降りてみると、これは、いる!
と確信できる環境だったので、早速網を携えて湖に入ります。

先程のポイントに比べると数は少ないものの、よく見るといるいる。

ちょい大きめのビワヨシ♂

しかも、サイズは先程のポイントの個体よりも、若干大きめな印象です。
早速網を振るってみると。

さっきのポイントより少し大粒?
ヌマチチブやスジエビも一緒に採れます。

網で掬ってみると、黒点も少なくこちらのほうがキレイかも。

結構広いポイントだったので、粘れば数もたくさん採れそうです。
とはいえ、今回は新規開拓が目的だったので、ひとまずこれで採集終了。

ビワヨシノボリ♂
ビワヨシノボリ♂
ビワヨシノボリ♂
ビワヨシノボリ♀
ビワヨシノボリ♀
ビワヨシノボリ♀

実食、ゴリの佃煮

ゴリの佃煮に合いそうな弁当として、油淋鶏弁当を買ってきました。
要は白米が付いていれば何でもおk。

油淋鶏の弁当とごりの佃煮。

……。

近いのは小女子の佃煮。
しかし山椒が効いており、独特の甘みもあり。
なかなか個性的な味わいです。(良い意味で)

正直、白米が足りないと感じました。
鮮度維持の関係上、食べ切らないといけないのですが、とにかくもう少し米が欲しい!

今回は後半、奈良県にも寄るプランなので難しいのですが、琵琶湖から直帰するプランなら、保冷剤を買い込んで持ち帰ると良さそうです。

そんなわけで、翌日はシマヒレヨシノボリを狙います。
明日は滋賀県南部の開拓と、和歌山県北部の再訪。
そして奈良県に宿泊 といった欲張りプラン。

それでは、次回の更新をお楽しみに!

▼後編はこちら

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