どうも、サビぬきです。
例年5月末〜6月にかけて。
今年もまた、ビワヨシノボリの季節がやってきました。
なお今回は前置き長め・・・。
採集までスキップしたい方はこちら。
長~い前置き
太麺の美味しい塩ラーメンを食べて夜中に出発!
去年は北部エリアを中心に探索しましたが、今年は少しエリアを変え、東部を中心に探索することにしてみました。
長浜の水族館
琵琶湖までの道のり、いやー長い長い。
東日本から琵琶湖までのアクセスは米原・長浜エリアからとなるのが一般的ですが、その長浜駅には無料で観覧できる水族館があります。
今回、それも見ることが目的のひとつだったりします。
こんな感じで、ここだけでも琵琶湖固有の淡水魚の大半の魚種を見られます。
採集が目的でなくとも、滋賀県にお越しの際はぜひ訪れてみてください。
また、特定外来生物につき、展示には許可が必要となる外来種も展示されています。
これらの外来種は、琵琶湖では活かしたままのリリースが県条例により禁止されています。
網に入ってしまった場合は、近くの外来魚ボックスに入れるか、もしくはその場で殺処分しなければなりません。
琵琶湖飯
水族館を一通り見終えたあとは、お昼の良い時間になりました。
腹が減っては何とやら、そんなワケで飯。
焼き鯖寿司ときつねうどんのセット。
ここに、琵琶湖らしいスジエビの佃煮がついています。
焼き鯖寿司も滋賀県名物。
滋賀県ではもちろん鯖は採れませんが、たぶん隣の福井県から仕入れたものが広まったのかな?と思います。
あと忘れていけないのが、琵琶湖に訪れた時、口にすることができるゴリの佃煮。
琵琶湖に通うこと数年、時の任意効果なのでタイミングを逃し続けていましたが、やっと口にする機会が得られました。
何を隠そうゴリの佃煮とは、ビワヨシノボリの稚魚の佃煮です。
一部地域に点在する、ヨシノボリ料理の一つ。
ヨシノボリ好きなら生物学的側面だけでなく、文化的側面もぜひ抑えておきたいと思ってこその選択です。文系理系ガチ両刀です。
ゴリの佃煮は、晩に白米付きの弁当を購入し、一緒に食べてみたいと思います。
やっと採集
腹ごしらえも済み、やっとこさ本題の採集。
このポイントは例年通っている、定点観測的なポイントになります。
早速湖岸に降りてみると……。
いるいる。
そこかしこで目立つ、白く縁取られたビワヨシノボリ♂の背鰭。
そこら中にうじゃうじゃいます。
流石は毎年5〜6月の風物詩。
これを観るために琵琶湖に来ているのです。
早速網を振るってみると。
やはり入る入る。
大漁。たのしい。
♂は目立つので簡単に採れますが、♀は目立たないので狙って採るのはやや難しいです。
しかし数が多いので、居そうな石の下に網を構えて追い込むと、そこそこの確率で網に入ります。
ここは毎年恒例、定点観測のポイントなので、これにて最低保障分は十分といったところでしょう。
6月に入ると、やはりベストシーズンと言えるぐらい発色が良いですね。
今回はこのポイント以外にも、新規ポイントを開拓したかったので、さらに東へ、東へと進みます。
ビワヨシポイント新規開拓
しばらく湖岸を巡っていると、良さげなポイントが。
よく見ると先行してガサガサしている人がいます。同業者でしょうか。
少し離れて湖岸に降りてみると、これは、いる!
と確信できる環境だったので、早速網を携えて湖に入ります。
先程のポイントに比べると数は少ないものの、よく見るといるいる。
しかも、サイズは先程のポイントの個体よりも、若干大きめな印象です。
早速網を振るってみると。
網で掬ってみると、黒点も少なくこちらのほうがキレイかも。
結構広いポイントだったので、粘れば数もたくさん採れそうです。
とはいえ、今回は新規開拓が目的だったので、ひとまずこれで採集終了。
実食、ゴリの佃煮
ゴリの佃煮に合いそうな弁当として、油淋鶏弁当を買ってきました。
要は白米が付いていれば何でもおk。
……。
近いのは小女子の佃煮。
しかし山椒が効いており、独特の甘みもあり。
なかなか個性的な味わいです。(良い意味で)
正直、白米が足りないと感じました。
鮮度維持の関係上、食べ切らないといけないのですが、とにかくもう少し米が欲しい!
今回は後半、奈良県にも寄るプランなので難しいのですが、琵琶湖から直帰するプランなら、保冷剤を買い込んで持ち帰ると良さそうです。
そんなわけで、翌日はシマヒレヨシノボリを狙います。
明日は滋賀県南部の開拓と、和歌山県北部の再訪。
そして奈良県に宿泊 といった欲張りプラン。
それでは、次回の更新をお楽しみに!
▼後編はこちら
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