どうも、サビぬきです。
今回の遠征先は北海道。
知る人ぞ知る、あのヨシノボリ。
”ヌマヨシノボリ”の和名が提唱されている、トウヨシノボリの道東エリアの個体群を狙ってみました。
ヌマヨシノボリとは、2018年に行われた網走湖および網走川における魚類相の報告書の中で提唱された和名です。
トウヨシノボリには複数の種が内包されている可能性が指摘されており、このうち網走川水系のものは池沼に見られる傾向があることから、「ヌマヨシノボリ」という和名が本文中で提唱されています。
しかしながら、この名称は浸透しているとは言えません。
少なくとも本記事執筆時点では、ヌマヨシノボリという名称は利用されていない和名という認識でよいかと思います。
したがって今のところ、ヌマヨシノボリという種名は用いずに、トウヨシノボリとしておくのが適切でしょう。
▼参考資料はこちらから
「網走湖–網走川河口より確認された魚類」が該当資料です。

最北の地へ
北海道、しかも道東エリアとなると当ブログ開設以来、最北の遠征先です。
北海道に訪れるのも人生2回目。

今回は狙うヨシノボリの都合上、網走湖およびその接続水系 にエリアが絞れています。とはいえ網走湖とその接続水系全部が候補と考えるとなかなか広いですね。

着陸前、上空から網走湖を見ることもできました。
しかし情報が少ないヨシノボリであることには変わりありません。
さてさて、無事に採集できるでしょうか。
初日 意外と手ごわい?
まずは腹ごしらえ

着地したのがお昼ごろだったので、初手は腹ごしらえ。
北海道と言えば、ローカルコンビニ、セイコーマート。
いわし天重と、定番のガラナ。
北海道に来たからにはザンギを食べたかったのですが、残念ながらこの日は売り切れ。
なのでフライドチキンを選びましたが、こちらもなかなか美味しかったです。
最初の川
最初に目を付けていた川に、早速網を入れてみます。

最初に入ったのはトゲウオ系の何か。
イトヨかトミヨでしょう。
本州では珍しい魚種ですが、北海道では数多く見られます。雑魚レベルに多いです。

次に入ったのはウキゴリ。
北海道のウキゴリ、なんだか気持ち大き目な気がするのと、若干の違和感?がある気がしました。
他、フクドジョウやヌマチチブが採れましたが、この川でヨシノボリは採れませんでした。
トゲウオは2種類見られました。
北海道にはもう1種、エゾトミヨの分布が知られていますがこの川では見られませんでした。
このポイントではイトヨ、トミヨ、ウキゴリが数多く見られたのが印象的でした。
具体的にどこが違うかというと文章で表現するのが難しいのですが、本州のものとどこか違う雰囲気のあるウキゴリ。
何個体か写真を貼っておきます。

初日、タイムアップ

いくつかの近場の河川を巡ってみたのですが、この日めぼしい結果を得ることはできませんでした。
それなりに具体的な情報はあったものの、、残念。
採れなくてもラーメンは美味い

北海道はラーメン大国。
北海道に来たら是非食べたかった煮干しラーメンがありました。
この日ヨシノボリを採ることはできなかったものの、とてもおいしかったです。
もはや、近ければ通いたいレベル。
リベンジの2日目
ある程度具体的な情報があったにもかかわらず、初日は空振り。
前日の夜googlemapとにらめっこして、目星をつけていた川に向かいます。
実はこの日の午前中までに決着が付けば、寄っておきたい水族館がありました。
ぜひ午前中で決めたいところ。
頼れるのは己の勘

googlemapで目星をつけたポイントに来ました。
川というより広めの用水路?のようなポイントですが、早速網を入れてみます。

早速採れました!
データに沿ってもうまくいかないとき、やはり信じるべきは己の勘。


昨日の川でも採れたヌマチチブ、フクドジョウはここでも採れました。
ウキゴリは見当たらなかったので、きっとエリアにより多いところとそうでないところがあるのでしょう。
リザルト
これこそがヌマヨシノボリ・・・!
参考資料中では1個体分しか画像が添付されていませんでしたが、結構な数の個体の捕獲に成功。
はるばる道東まで来たかいがありました。
この集団は♂でも第一背鰭の伸長が弱く、わずかに尖る程度となるようです。
このため、判別が難しい個体もいました。
道東エリアで見られるトウヨシノボリの全体的な印象として、
- 池沼性とされる割には、顔つきは流水環境のものによく見られる上顎突出で面長な傾向。
- ♂であっても第一背鰭の伸長は弱め。
- 頬に赤い小斑点がまばらに見られる。
というものがこのエリアの個体群の特徴かな、と感じました。
これにて無事、目標達成です!
北の大地の水族館へ
午前中までに無事ヨシノボリを採集できたので、北海道に来たからにはもう一つ行きたかった場所。
北の大地の水族館にも寄ってみました。
道中、小腹がすいたので色々食べながら向かいました。




北海道と言えばサケ・マス天国。
他にもいろいろな生態が展示されていました。

どこかでみたことがあるような、ユニークな解説もこの水族館の魅力です。

今回の来館時にはキュウリウオの特集が開催されていました。

この水族館には有名なボタンがあるらしいのですが、今回の来訪時にはヨシノボリの展示が無かったため・・・ポチッとすることはありませんでした()
総じてユニークで面白い水族館です。
道東に訪れた際はぜひ立ち寄ってみましょう。
北海道と言えばやっぱりサケやマスの類ですが、実はひっそりとヨシノボリも多様化してるんじゃない?なんて思ってます。
少なくとも道北/道央/道東/道南から各1産地ずつ集めて4集団。細かく分けたらそれ以上。
どこか一同に見られる水族館があったら嬉しいですね!
あとはだいたい道東観光
午前中で目的を達成したので、後は適当に道東観光するなどしました。

夜はもちろんラーメン、なのですが。
飯に出る時間が遅かったのと、目星をつけていた店が2店とも休業だったので、某有名全国チェーンのこちらで。

全国チェーンになったルーツが北海道にあるらしいという、学びを得ました。
ちゃんと関係あった。
最終日はオホーツクの海へ
早いもので北海道最終日。
2日目までに目標が達成されていれば、あとはオホーツク海側のエリアを少し見て帰るプランで考えていました。
なかなか来るタイミングのないオホーツク海。
海辺で少し水中撮影もしてみました。







海の生物にはそれほど詳しくないのですが、本州でよく見られる生き物とは少し異なるように見えました。

そんなこんなで昼。
採集道具を片付けて、撤退します。

また来るかも、北海道
今回は道東エリアでの採集でしたが、北海道はエリアがとんでもなく広いです。
まだまだ未知のヨシノボリもたくさん見られることでしょう。
次は道北か、道南エリアに行ってみたいな~と考えています。

初日の煮干しラーメンもかなり美味しかったので、次は知床か紋別をメインの拠点にして、1日だけ再訪、なんてプランも良いかも。

北海道での採集は、ヒグマが怖いですね。

最後は、5月に食べそこなった牛タンで〆。

そんなこんなで、謎に包まれた”ヌマヨシノボリ”とされたトウヨシノボリの採集に成功し、2024道東遠征は無事終了!
次回の更新をお楽しみに!
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