今年も琵琶湖の季節
2026年6月上旬。
今年も琵琶湖の季節がやってきました。
今回はさらに、富山県、石川県、福井県のおまけつき。
今回の最大の目的は、もちろん「ビワヨシノボリ」の採集です。
加えて、以前大ヨシノボリ展で紹介されていた某集団も狙ってみました。
遠征の初日。滋賀県への到着は昼過ぎ。
正直、遠い…….!


濁流の中でのスタート
用水路での採集
まずは用水路での採集からスタート。
ここではアブラボテを確認することができましたが、同時に大量のアメリカザリガニも網に入りました。

濁流の小水系へ
続いて別の小水系に入りましたが、状況は厳しく、川は濁流となっていました。
そんな悪コンディションの中、なんとかあの、例のヨシノボリを思わしき個体の採集に成功。


他にもオオクチバスを3匹とブルーギルを確認しました。
滋賀県では再放流が禁止されているため、捕殺しなければなりません。
でも近年、駆除の成果があるらしく、ようやく少しずつ数を減らしつつあるようです。








そこそこの数は採れたのですが、川の濁りがひどく、まともに撮影ができません。
いくらかの怪しい個体をキープして、撤退しました。
夕食はあのラーメン

初日の夕食は、道中のラーメン店へ。
以前の大阪遠征を思い出す一杯です。
荒れ模様の湖岸
白波立つ湖岸
この日はビワヨシノボリ狙い、たも網を手に湖岸に立ちました。
また、当日は別界隈の同行者とご一緒で、ドローン撮影とかもありました。

しかし、環境は濁流と波浪で厳しめのコンディション。
「ガサガサ」自体がはじめてなので、これの様子を撮影したい、とのことでしたが、残念ながらこの日はあまりにも日が悪い……。
大雨ならいっそ中止なのですが、中途半端に小雨。
絶妙に決行できそうな感じもするのもタチが悪いです。
自然はこちらの都合では動かない。仕方ない!
なんとかビワヨシノボリを採集することはできましたが、獲れたのはほとんどがオスに偏っており、メスはわずか1匹のみという結果に。
また、オウミヨシノボリやヌマチチブも姿を見せてくれました。
明日、天候回復を祈りリベンジ決定。






湖国の恵み
昼食は、この地域ならではの湖魚料理を堪能しました。
その土地ならではの味覚に触れるのも遠征の醍醐味ですね。



今回ターゲットとしたビワヨシノボリは、この地域ではゴリと呼ばれ稚魚は佃煮にして食べられています。甘めの味付けで大変美味です。
成魚になると、これを食べる習慣はないようです。
フナ類の採集と本日の打ち切り
食後、口惜しいので再び湖岸にてたも網での採集を試み、フナ類を確認。
しかしながら相変わらずのコンディション難につき、本日の採集はここで断念。
ちょっと抗ってみましたが、事故が起きてもよくありません。
結論としては、「今日はもう、やめましょう。」
びわこベース
やむなくして採集を早めに切り上げた後は、びわこベースを訪問。
おさかな界隈の方ではありませんが、同行者にはおさかなの見聞を深めていただきました。
各地のヨシノボリ









琵琶湖ならではの魚たち

ビワコオオナマズといえば琵琶湖博物館で制御が展示されていますが、こちらではまだ可愛らしいサイズの小型個体が展示されています。
最初からデカいわけではない、ということが実感できます。




婚姻色が最高潮になると、青みを増してきます。
その他の日本の淡水魚
琵琶湖の魚だけでなく、北海道~沖縄まで、各地の希少淡水魚も展示されています。









海外の温帯魚
大陸系タナゴ類を中心に、珍しい温大魚もいろいろと展示されていました。





その他の生き物
汽水魚や両生類も展示されていました。



今回いい写真がありませんでしたが、サンショウウオやカエルの展示も充実しています。
そんなこんなで、びわこベースを後にしました。
滋賀のお土産
琵琶湖ベースの後は南部に移動。
滋賀県の各種特産品を購入しました。


琵琶湖を代表?してのブラックバス。
外来魚でありながら、同時に観光資源でもあるため、きっとこいつは難しい問題を考えているのだろうとおもわれました。
ブラックバスは外来魚として侵略的なふるまいを見せ、在来魚を捕食しているという事実はあります。
このような地域の問題について考えいくことそのものが、きっと重要なのでしょう。
考えさせられるお土産でした。
実に、難問です。

同行者からは、深読みしすぎでは?的な意見も。確かにそうかも。
夕食は味噌ラーメン
夜は、本日も再びラーメン店へ。

正直本日の採集が捗らなかったのは割と手痛いのですが、明日の天候が回復すればなんてことはないでしょう。なんとか、なれ。
天候回復! 鮮明な水中世界
湖岸での採集(リベンジ)
待ちに待った天候回復。はい、俺の勝ち。
また本日は、おさかな界隈の同行者とご一緒です。
前日と同じポイントに再び足を踏み入れると、そこにはクリアウォーターが広がっていました。
たった一日の違いで、嘘のように見違える水中世界。
水中のコンディションが劇的に回復したことで、水中が見やすく、撮影もスムーズに行えるように。
結果として、ビワヨシノボリを30匹以上、オウミヨシノボリは狙っていませんでしたが、こちらも2匹採集できました。


1時間くらいでこれ。
後半は撮影に集中していたので、実際に網を振っていた時間はその半分くらいだったような気がします。
水が澄んでいると、魚の美しさも一段と際立ちますね。









見渡す限り、ビワヨシだらけ!
数は少ないものの、ポツポツとオウミヨシノボリも見られます。



ビワヨシノボリに比べると顔が長く頬に斑点があるので、慣れればぱっと見でも区別できます。
河川では5cm前後の大型個体を多く見かけますが、湖岸で見られるのは3cm前後と小さく、ビワヨシノボリとサイズがほとんど変わらない個体が多くみられます。



エビノコバン、今回初めて見たかもしれません。
よく見るとグソクムシっぽさがあって、面白い生き物ですね。
湖北での撮影
場所を県北部に移し、引き続き湖岸へポイント移動。
ここでは採集よりも撮影をメインに行いました。
こちらは先のポイントよりもさらにクリアウォーターの中で、いい感じの写真を撮ることができました。















このとき、ビワヨシノボリに夢中で、比較対象にできる、「発色の良い立派なオスのオウミヨシノボリ」の撮影をほとんどすっぽかしていることを帰り際に思い出しました。

でも同行者氏が最後に捕獲してくださったので、こちらもなんとかクリア。
この後、琵琶湖を後にし福井県へと向かいました。
鯖街道へ
滋賀を後にし、福井県南部の道の駅に立ち寄り。
ここでは「鯖ラーメン」をいただきました。

塩ラーメンベースで、塩分が少し強めに作られているとのこと。
しかしながら夏場の採集活動の後ということもあり、スープまで飲み干せるほどの美味しさでした。
おばま水族館
近くに最近できたばかりという新しい水族館を訪問しました。閉館時間を1時間遅く見込んでいて、途中で気づいて割と焦ったのはナイショ(間に合ったのでよしとします。)
5月上旬に開館したとのことで、私が訪問したのはそのおよそ1か月後。
なんでも学生が立ち上げた施設らしく、地域の魚を中心に展示、しているのかと思いきや、意外とそれだけには留まらないようで。
思ったよりも手広い分野を扱っているみたいです。





クロダイとかウマヅラハギとか、何かと思い出のある魚が思い出のある地で展示されていましたが。
それ以上に、結構取り扱いが幅広く、凝った展示をしている点に目を惹かれました。










適切に使えば、自然科学の分野とは相性が良いと私は思っています。


キタノメダカも、改良メダカも、どちらも異なる良さがあり素晴らしい魚ですが、放流はNGですね。

懐かしの町と特産品
その後、近辺の浜辺を散策。
実は以前この街には住んでいたことがあるのですが、相変わらず釣り人の姿が多く見られました。
かつては、私もその一人だった時代がありました。


その後、近くの道の駅で特産品を買い込むなどして、北へ。
夜中に能登へ
この街を経った後は、さらに北上。

石川県のサービスエリアで遅めの夕食。


カレーにこだわりとバリエーションがあるようですが、夜営業はしてないようです。
次回は昼に行くと良いみたい。
食後は、同エリア内の温泉に浸かり、長時間の移動と採集の疲れを完全に洗い流しました。
(その後知ったのですがここは「潟の湯」とも呼ばれるそうで、何らかの縁を感じました。)
遠征最終日:石川、富山から帰路へ
深夜のクワガタ採集
石川県の目的地に到着。
少しだけ昆虫採集を試みましたが、残念ながら成果は得られませんでした。
でも樹液が出ている木のポイントは特定したので、通えば採れそうです。



「通えば採れそう。」
このポイントに訪れるたび、毎回同じ感想を残しています。
のとじま水族館

朝になり、島内にある水族館を訪問。
かの地震から復帰して現在営業中。
残念ながらヨシノボリの展示は見当たりませんでしたが、ステキな展示がありました。



















キジハタやクロダイ、ハマフエフキなど、学生時代に思い入れのある面々が見られたの善い点でした。

昼食
お昼は島を出て、ラーメン店へ。

そのまま富山県に向かいました。
弾丸!ヒラタ採集
遠征の最後は富山県に移動し、去年実績のある既知のポイントにて、ヒラタクワガタを採集。


ついでながらの探索でしたが、見事に2オス1メスの捕獲に成功。
上手く行き過ぎています。
魚から昆虫まで、ターゲットはフルコンプリート。
今回の遠征は、最高の形で締めくくることができました。

このあと、関東へと帰路に着きました。
リザルト
ビワ・オウミ・シマヒレ推定交雑集団
パっと見、オウミヨシノボリですが、サイズのわりに♂の背鰭の伸長がなく、のっぺりした顔つきであり、尾鰭の橙色の発色が弱い点がオウミヨシノボリの基本的な特徴と相違する集団です。
同所で採集した個体。
オウミヨシノボリの特徴が強く表れた個体です。
あるいは、オウミヨシノボリそのものにも見えます。
若干顔つきのしゃくれ感にビワやシマヒレの雰囲気が感じ取れます。



ビワヨシノボリ
毎年恒例。
本種を見るために、初夏の琵琶湖へ赴くのです。
白背景と黒背景、それぞれ同一個体です。


今回、掲載した写真はなんと、およそ170枚。
1回のブログとしては、過去最多の写真数でお送りました!
次回の更新をお楽しみに。

































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