オガサワラヨシノボリの特徴
オガサワラヨシノボリは、小笠原諸島のみに分布するヨシノボリです。
小笠原諸島に生息する唯一のヨシノボリであるため、他の種類と見誤ることはまずないでしょう。
もし万が一、小笠原諸島で他の種類のヨシノボリが発見された場合は大発見かもしれません。
本種はクロヨシノボリに近縁な種類と考えられ、模様のパターンも酷似しています。
尾柄部の斑点が本種の方が太いらしく、この点で区別ができるようです。
基本情報
学名 | Rhinogobius ogasawaraensis |
分布 | 東京都:小笠原諸島 ※小笠原諸島の固有種です。 |
流域 | 中~下流? |
流れの強さ | 淵? |
オガサワラヨシノボリの見分け方
外観はクロヨシノボリに酷似します。
ただ、分布域が非常に特殊で重ならないため、採集場所が分かっているのであれば間違えることはないでしょう。
- 尾鰭の基底部に太い「ハ」の字斑がある
- 胸鰭の付け根に黒い斑点がある。
上記2点で見分けられるとされています。
また、♂の婚姻色は藍色に染まるそうです。
この点はクロヨシノボリとは異なる特徴だと思います。
ただ、個体の気分によって体色は変化するようです。
野外(と言っても小笠原限定ですが・・・)で採集した直後の体色で比較するのが一番だと思います。
オガサワラヨシノボリの分布
小笠原諸島(父島、母島、兄島、弟島)
ギャラリー
このページに載せている個体の画像はすべてすみだ水族館の展示個体を撮影したものになります。
生きたオガサワラヨシノボリを見る機会はなかなかないと思います。
すみだ水族館では常時展示しているようですので、東京に行く機会があればぜひ行ってみてください。(2022/12/15時点の情報です。)
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