カワヨシノボリ採集記@福井県南部 若狭俺寿司編

どうも、サビぬきです。

今回は3日間で3府県に渡る大遠征。
福井県南部でカワヨシノボリ、京都府北部でクロヨシノボリ、岐阜県南部でトウカイヨシノボリを狙うという超大型プランを組みました。

長くなるので、今回は初日の福井県編をお送りします。

関東地方を夜中に出発し、北陸地方には朝に到着。
石川県のとあるSAでは、桜が満開でした。

今回の目的地は福井県の南部。
それなりの長距離運転となります。

道中、三方五湖。
福井ならでは、生サバ丼。

なんだかんだで昼過ぎに、目的地着。

最初の目的は、ヨシノボリ……ではなく、”あの”マンホール。

第一の目的 高浜のスシ(偽)

スシッスー。

今回、福井を遠征先に選んだ理由の3割くらいはこれです()

「シャリタツ」とかいう、お寿司に擬態したポケモンが私は大好きです。
というわけでこのツイートみてから、即刻計画立てました。

さて、一通り写真を撮った後、満足。

今回の遠征の同行者と合流し、本題の採集に向かいます。

第二の目的 カワヨシノボリ+α

しばらく車を走らせて、目的の川に到着、早速採集を開始します。

同行者曰く、「この川はカワヨシノボリしかいないで」とのこと。

たしかにいた。すぐ入った。

福井県のカワヨシノボリ。
早速、目的達成です。

カワヨシノボリ♂ 福井県産
カワヨシノボリ♂ 福井県産
カワヨシノボリ♂ 福井県産
カワヨシノボリ♂ 福井県産
カワヨシノボリ♀ 福井県産
カワヨシノボリ♀ 福井県産
カワヨシノボリ♀ 福井県産
カワヨシノボリ♀ 福井県産
結構まとまった数採れました。
シマヨシノボリも採れました。
福井県では、本種はよく見かけます。

福井県のカワヨシノボリは不明型とされており、型の識別ができない個体群のひとつとされています。

福井県の集団は「背鰭の前方鱗がやや多い」こと、「♀の尾鰭の最も外側の横縞が幅広くならない」ことが特徴とされているようです。
しかしながら、ぱっと見の印象は一般的な無斑型とほとんど変わらないな、という印象を受けました。

参考文献上の記述

調査標本が少ないため十分な検討を行っていないが、背鰭前方鱗数は7~11(モード8)とやや多く、メスの尾鰭の最も外側の横縞が幅広くならないことなどでカワヨシノボリ赤石型に似ている

吉郷英範,分布域東限に生息するカワヨシノボリ(硬骨魚類綱:スズキ目ハゼ科)の形態,比和科学博物館研究報告 第52号 別冊,2011

▼参考 カワヨシノボリ赤石型

同行者曰く、この川にはカワヨシノボリしかいないとのことでしたが、他にもタナゴやらドンコやらアカザやら、様々な魚が網に入ってきます。

ヨシノボリ以外の魚はほとんど同行者に撮影を任せていたので、自分はほぼ撮りませんでした。

アブラボテとニシシママドジョウ
思ったより色々な魚がたくさん!
ヤリタナゴとアブラボテ(同行者撮影)
ドンコとアカザ。アカザはクレード2と呼ばれる個体群です。
想定外の川で採れた上弦の参アカザ。どうして今ここに・・・?
福井県南部に分布するアカザは、背に脱色斑がありません。

実はこのあとアカザ狙いで別のポイントに行く予定だったのですが、ここで採れてしまったのでこちらも目的達成。

同行者の希望で、別のポイントに向かうことにしました。

急遽追加の別ポイント

というわけでちょっと北上。

越前塩アイス。おいしいやつを食べて一服。

ちょっと休憩して、(予定外の)別の川に向かいます。

桜舞う小川。

過去に訪れたことのあるエリアで、ここで狙えるのはトウヨシノボリとなります。
今回はトウヨシノボリはターゲット外ですが、せっかくなので狙ってみましょう。

トウヨシノボリ♀

という具合で、早速採れました。

トウヨシノボリ♂

なかなか立派な個体です。

スミウキゴリやスナヤツメなど。このポイントでも色々採れました。
トウヨシノボリ♂ 福井県産
トウヨシノボリ♂ 福井県産
トウヨシノボリ♀ 福井県産
トウヨシノボリ♀ 福井県産
トウヨシノボリ たくさん採れました。

次回 京都編に続く

そんなこんなで今回の採集はここまで。
恒例のラーメンを食べて、この日は同行者と解散しました。

明日はまたその彼と、京都府北部でクロヨシノボリを狙います。

それでは、次回をお楽しみに!

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