どうも、サビぬきです。
今回は短編。
沖永良部島でキバラヨシノボリと思わしきヨシノボリ、クロヨシノボリを見てきました。
なお、今回はそもそも採集をメインとしたプランではありません。
どっちかっていうと観光メインな感じ。
したがって日数の割に、採集に関する内容は控え目です。
その分写真はちょっと多めに撮ることを意識しました。
沖永良部島への来訪は、実は今回が2度目です。とはいえ、前回は5年以上も前のこと。
当時はこの島に生息するヒラタクワガタの固有亜種、オキノエラブヒラタクワガタの採集が目的でした。
今回はそもそも別の大きな目的があり、採集はサブ といったプランなります。
とはいえ、ここは一応採集ブログ。
何かしら採集に関連するところだけ載せて、それ以外はカットしようと思います。
1日目 想定外の出会い
今回は採集がメインではないため、来島して最初は記念撮影。
越山付近でえらぶの風景を撮りました。
天候にはめちゃくちゃ恵まれました。
少し時間があまったので、水辺のポイントにも出向いてみることにしました。
水辺のポイント
島に着いて、最初に立ち寄った水辺のポイントです。
着いてみると、このポイントは「採集禁止」と明記されていました。
見た感じ保護されているエリアのようだったので網は出さず、撮影のみとしました。
来島して最初に見たヨシノボリがこの日のもので、この時点ではクロヨシノボリかな?と考えていました。
この場所は採集ができないため、手に取って確認することはできません。
透明度は高いものの、まずまずの深さがあるので横見での撮影が難しい。。
なんとか手の届く範囲で水中撮影を試みます。
しかし後日、他の場所で採集したクロヨシノボリと比較して、ここの個体群には違和感を覚えることになります。
日が少し暮れてきて、この後必要なら追加撮影すればいいか~。
という気持ちでこのポイントを後にします。(しかしその後ここには戻ってきませんでした。)
海辺にて
初日の飯
離島なので、googlemapの店舗営業/休業日や時間が割とあてにならないことがよくありますw
当初目星を付けていた店は、訪れてみたものの営業しているのだかなんだかよくわからず。
通りがかった店に入ることにしました。
夜の散策
前回はクワガタ採集がメインだったので、かつてを懐かしみながら夜の散策に。
オキノエラブノコギリ、ヒラタ共に死骸を見つけることはできましたが、生きている個体には会えませんでした。
しかしその後、生きている♀を発見。
今回は特にトラップなど用意していなかったのですが、採集に成功してしまいました。
何となくいるもんですねぇ。
今回の旅は3泊4日。
まだまだ余裕があるので、初日はこれ飲んで寝ました。
2日目 本題、しかし割愛。
沖永良部島への来島目的、メインはまさかの、「ポケモンGO」。
ヨシノボリが絡まずとも、私が最も愛する離島である沖永良部島で捕まえたポケモンが欲しかったというのが最大の理由です。
というわけでこの日はほとんど採集そっちのけ。
ひたすらポケモンを捕まえまくりました。
このブログは採集ブログなので、割愛。
採集に関連する部分だけ、ダイジェストでお送りします。
ウジジ浜へ
ポケモンGOのイベントは11:00~なので、午前中はウジジ浜に泳ぎに行きました。
数年ぶりの海水浴です。
海の生物はそれほど詳しくないので、間違ってたらスイマセン。。
浜をよく見てみると、覚えのある人には覚えがあるであろうシロモノが。
2021年の噴火で九州・沖縄地方に大量に軽石が漂着した騒ぎがありました。
沖永良部島も例外ではなかったらしく、その軽石と思われます。
当時、希少性(?)からかメル〇リで大量出品されたらしく、その後安全性が不明とのことで販売禁止になるというニュースまでありました。
今となってはすっかり忘れ去られてしまった(?)この石。
安全性に関しては結局問題なかったようですが、そういえばそんな話あったなぁ という気分になりました。
この後しばらくポケモンGO
この後、本命のポケモンGOのイベントが開始。
和泊町と知名町産のポケモンが欲しかったので、ひたすら捕まえまくりました!!!
(でも離島なのでポケモンの湧き具合は正直微妙という。。)
この日の昼食&夕食
夜の散策 2日目
なんと!前回来島時には採集できなかったオキノエラブノコギリクワガタの♀を採集できました。
灯火に飛来した個体なので、持ち腹での産卵が期待できますね。
欲が出て♂も欲しくなりますが、今回は昆虫採集がメインではありません。
まぁこんなもんにしておきましょう。
割かしよく見かける天然記念物にもまた遭遇。
3日目 いろいろやってみた
この日もポケモンGOのイベントがありますが、昨日の内容の方が本命でした。
そんなわけで、今日は採集もしながら緩く遊ぶこととします。
ガサガサやってみた
海辺の川に行ってみた
その後、海辺の近くの小河川に行ってみました。
地図に載ってない川だったので、その割に環境がよさそうだったので見つけたときは少し驚きました。
実は採った時、これがギザギザボウズハゼか!?初採集!・・・と思いちょっとテンション上がっていたのですが、その後詳しい人に見てもらったらノーマルのボウズハゼ、とのこと。
これはこれで貴重な記録です。
海辺のすぐそば。
海に注ぐ極小河川に、なんとヨシノボリが居てました。
クロヨシノボリ、ですね。
初日に見た個体とは雰囲気が異なります。
というか、こちらのほうがクロヨシノボリとしてしっくりきます。
だとすると、初日に見た個体は?
島の歴史を学んでみた
海辺で採集を楽しんだ後、歴史民俗資料館にも寄ってみました。
山でちょこっと降りてみた
サンゴ礁をじっくり見てみた
夕方頃、ちょっと昔泳いだことのある海岸まで行ってみました。
この海岸では色とりどりのサンゴが見られます。
晩飯
やはり野外活動の後はラーメン!
今日は醤油ラーメンにしてみました。あと手羽先も付けてみた。
シンプルに美味しい組み合わせです!
夜の探索
4日目 大変満足のいく旅でした!
最終日はほとんど観光。
島のあちこちの景色を撮って回りました。
それからレンタカー返却のため、少し町の方に移動しました。
振り返り
1日目に見たヨシノボリと、2日目以降に見たヨシノボリ。
どうも雰囲気が異なる印象を受けました。
おそらく初日に見たものは、「キバラヨシノボリ」。
鹿児島県条例で捕獲が禁止されている希少種です。
翌日以降に見たものは「クロヨシノボリ」。
本州ではやや珍しいですが、南西諸島では普通種です。
よく似ているとされますが、大きな違いは体側の黒斑です。
キバラヨシノボリはこの黒い斑紋がほとんど見られないのに対し、クロヨシノボリでは比較的はっきりと見られます。
もっとも、背景が明るい場所ではクロヨシノボリもこの模様が薄くなるため、区別しにくくなることはあります。
背景にかかわらず全く模様が出ないものがキバラ、黒い模様が出ればクロと覚えておくと良いかもしれません。
また、キバラは生息環境がやや特殊で、滝の上など隔絶された水系に見られることが多いです。
これに対し、クロヨシノボリは琉球列島であれば比較的広域に、河川中~下流部に広く見られます。
ここで見たキバラヨシノボリは、滝の上ではありませんでした。
しかしながら、他の水系とは隔絶されている環境のように思われ、クロヨシノボリが見られた河川に比べると特殊な環境である印象を受けました。
今回、採集はメインの目的ではなかったのですが、思わぬ形で遭遇出来て良い経験になりました。
それでは今回はこの辺で。
次回の更新をお楽しみに!
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