どうも、サビぬきです。
今回は近畿地方への遠征。
淡路島と、琵琶湖へ採集に行ってきました。
それぞれ少し距離があるので、中間地点として京都を挟みます。
今回のターゲットは、淡路島では「シマヒレヨシノボリ」、琵琶湖では「オウミヨシノボリ」。
この2種を狙ってみることにします。
まず最初のターゲットはシマヒレヨシノボリ。
以前に淡路島では多産する河川で採集したことがあるので、そこへの再訪を兼ねての探索です。
1日目 淡路島編
到着はちょうどお昼ぐらいでした。
いきなり採集・・・はちょっとしんどいので、まずは腹ごしらえを。
まずはご当地飯
淡路島を訪れた際には、淡路SAは大変便利です。
神戸方面からお越しの際は一番先に寄る形になると思いますが、ぜひ立ち寄っておきましょう!
それでは腹ごしらえを終えて、最初のポイントに向かいます。
最初のポイントは、シマヒレヨシノボリ狙いではなく、ダム湖上流河川で何かしらの陸封型ヨシノボリを期待してみました。
最初のポイント
googlemapで見つけたよさそうなポイントですが・・・果たして。
最初は渓流的なポイントを期待していましたが・・・。
いざ行ってみると、何かが違う。
しかし少ない!&小さい!
トウヨシノボリかカワヨシノボリのような気がしますが、このサイズではあまりにも小さいためよく分かりませんでした。
あまりにも川の様子が汚かったので、ここでは網を出すのを躊躇いました。
夏に来たらまた違うのかもしれません。
今回は、このポイントでは撮影のみで切り上げることにしました。
過去のポイントへ再訪
目を付けていたポイントがダメだったとき用の保険として用意していた、以前採集実績のあったポイントに向かうことにしました。
・・・しかし、河川に到着してみると!
川の様子がなんだかおかしい。
全体的にどろどろしていて、少しヘドロっぽい感じ。
前回訪れた際はクリアウォーターの河川だったのですが・・・とりあえず網を入れてみることにしました。
・・・。
以前はメダカとシマヒレヨシノボリが山のように取れたポイントでしたが、今回は見る影もなく。
メダカとモツゴが少々採れた程度で、ヨシノボリは全く採集できませんでした。。
その後しばらく北上してみたものの、ダメ。
今回はこれ以上の探索を諦めました。
実はその後、以前訪れたポイントとは異なるポイントを訪れていたことが帰ってきてから発覚しました(ブログ書き始めてから気づきました。)
現地ではものすごく落胆していましたが、あとで情報を整理してみたら・・・あれ・・・?w
なので、昔のポイントはもしかすると健在なのかもしれません。
次回は夏以降に行ってみようかなと思います。
2日目 琵琶湖編
京都から出発して、琵琶湖をぐるっと一周するプランを考えてみました。
琵琶湖一周プラン
ポイントに到着
ポイント自体は何度か訪れたことがある場所です。
前日は空振りましたが、今回は大丈夫でしょう。
このポイントには毎年初夏に(ほぼ定点観測のような形で)来るのですが、冬に来たかった理由は前回の訪問時にビワヨシノボリが採れたためです。
冬に採れれば、河川残留集団で確定と言えるでしょう。
メインターゲットはオウミヨシノボリですが、サブで狙ってみます。
ではさっそく、網を振ってみましょう。
早速採れました。オウミヨシノボリです。
一応は琵琶湖固有種です。(全国各地に移入していますが・・・。)
移入個体に関しては、見た目明らかにオウミっぽいものを見かけますが断定は難しいと思います。
確実にオウミヨシノボリと言える個体は、琵琶湖近辺の水系産に限られてくるかと思います。
他にはウツセミカジカが採れました。
冬の方が多く見られる感じがします。
オウミヨシノボリが採れたので、メインターゲットはクリア!
ビワヨシノボリについては今回は採れませんでした。
採った当初は河川残留集団の可能性を考えましたが、どうやらそうでもなかったみたいですね。
目的達成後の飯は美味い
琵琶湖は何回行っても良いですね。
また夏に来ると思います。たぶん。
3日目 京都編
3日目はほぼ帰るだけです。
この日は採集はしない予定でプランを組んでいました。
京都観光を満喫して帰りました。
(後半ほぼグルメツアーですね)
採集としてはまずまずの成果ですが、観光としては満喫できた遠征だったかもしれません。
こうして帰路に着きました。
ポイントを大きく移動するときは
今回の遠征では大きく県をまたいでいます。
予算や日程の都合上、一筆書きでいろいろなエリアを回るプランを立てることもあると思います。
そのようなプランを組む場合、「外来藻類」の対策が必要です。
要するに、網やウェーダーなどの消毒が必須となります。
というのも、ウェーダーの底のフェルトや、網の繊維に外来藻類「ミズワタクチビルケイソウ」が絡まり、知らず知らずのうちに伝搬してしまうリスクがあるからです。
これを避けるために、大きくエリアを跨いだポイント移動をする際は消毒、ここでは殺藻が必須となります。
殺藻方法は「熱湯」、「アルコール」、「食塩水」の3通りの方法があります。
今回はホテルで熱湯消毒を選びました。
このときゴミは流さないように、選別用の金魚ネットなどで濾しとると良いと思います。
遠征プランに併せて、最適なものを選ぶと良いでしょう。
カメラなど水中に入れる小物類が他にあれば、それらも念のため処理した方が良いでしょう。
アルコール消毒ができるウェットティッシュがあると便利だと思います。
小物類用のウェットティッシュはコンビニでも買えるので、現地調達もできますね。
もしこの処理が面倒に感じる場合、できるだけ採集は同一水系内で済ませるプランを組み立てるのが良いと思います。
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