ヨシノボリを見られる水族館

ヨシノボリを見たい!でもいきなり採集道具揃えて川に行くのはハードルが高い!
そんな方のために、ヨシノボリが展示している水族館をいくつかピックアップして紹介します。
手軽にヨシノボリを見たい方は、まずはここで紹介する水族館を訪れるのも良いかもしれませんね。

今後も遠征先などで水族館に寄ることがあれば、どんどん追記していこうかな、と思います。

すみだ水族館

東京都にあるすみだ水族館では、オガサワラヨシノボリが展示されています!

オガサワラヨシノボリ

訪館日:2022年12月

小笠原諸島にしか分布していない珍しいヨシノボリで、最も手軽に見ることができるのはこのすみだ水族館でしょう。オガサワラヨシノボリを見るためだけに訪れる価値はあると思います。

なおチケットは現地購入の場合、待ち時間が長くなったり、入場できなかったりする日があるみたいです。
事前にWEBチケットを購入しておくとこの問題はクリアできるので、チケットは事前購入しておくのがよさそうですね。


サンシャイン水族館

同じく東京都にあるサンシャイン水族館では、琉球列島集団のシマヨシノボリが展示されています!

シマヨシノボリ 琉球列島集団

訪館日:2023年5月

通常のシマヨシノボリは目に入るバンドが1対なのですが、琉球列島集団は2対入ることが知られています。

意外と見る機会の少ないヨシノボリなので、訪れてみるのも良いと思います!

琉球列島集団
目のバンドが2対
九州以北集団
目のバンドが1対
オオヨシノボリ

同じ水槽にオオヨシノボリも展示されています。
シマヨシノボリとオオヨシノボリはよく見かける組み合わせですが、シマヨシノボリ琉球列島集団とオオヨシノボリは分布域が重なりません。

野生下では見られない、夢の組み合わせと言えるでしょう。


琵琶湖博物館

日本産淡水魚の聖地!
滋賀県 琵琶湖にある博物館です。

琵琶湖固有種、ビワヨシノボリをいつでも見ることができるのはここでしょう!

ビワヨシノボリ
大水槽の中で存在感。
ごりの佃煮はビワヨシノボリが主原料です。

他に、現在では無許可での採集が禁止されている沖縄本島の固有種、アオバラヨシノボリも見ることができます。

アオバラヨシノボリ

訪館日:2023年5月

ビワヨシノボリより少し早い時期に接岸が見られる、イサザも展示されていました。
このほか様々な琵琶湖固有種が展示されています。

琵琶湖を訪れた際は、ぜひ立ち寄っておくべきでしょう!

イサザ

魚津水族館

富山県にある水族館です。

展示しているヨシノボリの種数はおそらく最多です。
専用コーナーもあり、いろいろなヨシノボリを見たいならここ!

ルリヨシノボリ
トウヨシノボリ♂ 赤みが強い?
トウヨシノボリ♀
ルリヨシノボリ
オオヨシノボリ
カワヨシノボリ 富山県は日本海側の分布東限です。
ヨシノボリの展示が本格的です!!! ぜひ水槽を見てほしい。

訪館日:2022年5月

富山水族館はヨシノボリの展示にかなり力を入れているようです。
大型水槽に多種多様なヨシノボリが泳ぐ姿は圧巻です。

ヨシノボリ好きな方は一度は訪れた方が良いと思います!


なかがわ水遊園

栃木県にある淡水魚中心の水族館です。

栃木県では珍しいオオヨシノボリが展示されています!

オオヨシノボリ
シマヨシノボリ
トウヨシノボリ

訪館日:2023年2月

オオヨシノボリとシマヨシノボリは両側回遊型の種ですが、那珂川の長い距離を遡上しているようです。

遡上能力の高さには驚きですね。


マリンピア日本海

新潟県にある水族館です。

信濃川の展示、ということでトウヨシノボリが展示されています。
おそらく、信濃川水系の個体群なのでしょう。

トウヨシノボリが泳ぐ壮大な水槽
流速のある展示でしたが、♂の第一背鰭は丸いようです。
信濃川水系個体群の特徴?なのかもしれません。
にらみ合うトウヨシノボリ
トウヨシノボリ♀

訪館日:2023年4月

新潟県のトウヨシノボリは、ふつう♂の第一背鰭は尖る印象があります。
しかし、こちらの展示の個体は全て丸いようでした。

信濃川水系でガサガサしてみると、もしかすると面白い結果が得られるかもしれませんね。

モンガラカワハギ

ちなみにヨシノボリは全く関係ありませんが、私サビぬきが幼少期に初めて訪れた水族館がどうやらマリンピア日本海らしいです。

当時興味を示したのはモンガラカワハギだったのだとか。

今では完全にハゼ推しですが。


アクアマリンいなわしろカワセミ水族館

トウヨシノボリが展示されています。
福島県のトウヨシノボリは見た目も生息環境もバリエーション大きく、個人的に着目しています。

トウヨシノボリ

訪館日:2022年4月

おそらく猪苗代湖産?の個体群と思われます。


鶴岡市立加茂水族館

山形県 鶴岡市にあるクラゲの展示で有名な水族館です!

クラゲがメインですが、ヨシノボリも展示されています!
沿岸域らしく、シマヨシノボリとルリヨシノボリが展示されていました。

ルリヨシノボリ
頬の斑点が目立たない♀ 大型個体では珍しいかも
中央のはウキゴリ
シマヨシノボリ
自然の生息域を再現した水槽

訪館日:2023年6月

キタノメダカ&キタノアカヒレタビラ&タイリクバラタナゴ

東北らしく、北方系の淡水魚も展示されています。
タイリクバラタナゴも移入しているようで、水槽内ではよく目立っていました。

数多くのクラゲも展示されています。
加茂水族館と言えば、一般的にはこちらのクラゲの展示のほうがメインとなるのでしょう、たぶん!

アマクサクラゲ
大型クラゲもかなりの種数を展示しています。
ワタツミクラゲとヒトモシクラゲ
小型クラゲも数十種類いました。

島根県立宍道湖自然館ゴビウス

ここの最大の目玉はカワヨシノボリ斑紋型だと思います!
背鰭の黒斑に注目です。

カワヨシノボリ 斑紋型
カワヨシノボリ 斑紋型
カワヨシノボリ 斑紋型

カワヨシノボリの他にも、トウヨシノボリやルリヨシノボリも展示されていました。

トウヨシノボリ かつて宍道湖型と呼ばれたタイプ?
ルリヨシノボリ 繁殖個体かも?
ルリヨシノボリ 群れで展示されています。

訪館日:2022年12月

ゴビウスではルリヨシノボリの繁殖に成功しているらしく、展示個体は繁殖個体かもしれません。
私も産卵まではこぎつけたことがあるのですが、その先の稚魚の成長が難しいですね。

シンジコハゼ
サンインコガタスジシマドジョウ
ゴギ

他にも、山陰らしいラインナップの淡水魚が展示されています。


あまり展示の目玉になることは少ないヨシノボリですが、水族館でじっくり眺めてみるのも良いものです。
ぜひヨシノボリに会いに、水族館に行ってみましょう!

今後各地の水族館でヨシノボリを見つけたら、随時追記していくと思います。

※訪館日には展示されていましたが、その後展示が取りやめられている可能性もありますのでご注意ください。

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