アヤヨシノボリ採集記@沖縄県

どうも、サビぬきです。
今回お送りするのは、ブログ開設後2回目となる沖縄遠征。

どちらかといえば、過去の遠征で行かなかったところに行きたいという狙いが強い感じで赴きました。

一応の狙いは、アヤヨシノボリ。
今回はそれ以上に、ある水族館と、ある食堂のソーキそばがメインだったかもしれません?

1日目

初手、エンダー

沖縄といえば、これ。
みたいなところありますね。

深夜まで営業しているので、いつもなら夜に食べることが多いのですが、今回は水族館のすぐ近くにあったのでここで食べることにしました。

なお、今回の遠征は初日は採集なし。
同行者と合流して北上するところまで、みたいな感じのプランでした。

かりゆし水族館

実は今回、同行者と空港ではなく、レンタカー店で合流するプランとしていました。

あちらは首里城に行きたいらしく、私はかりゆし水族館に行きたかったので、両方行くと時間的にきびしい……かつ、出発を遅らせることで、レンタカー費用を節約できる という意図で、イレギュラーですが効率重視の出だしとなりました。

大量の金魚

沖縄の水族館といえば真っ先に思いつくのが美ら海水族館だと思いますが、今回は未踏ということもあり、かりゆし水族館に寄ってみることにしました。

美ら海はどちらかといえば学術寄りであるのに対し、かりゆしはどちらかといえば演出寄りという前評判を聞いていました。
確かに展示生体も、どちらかといえば観賞魚としての人気種が中心かなと感じました。

入ってすぐにある大型水槽。水草×アフリカンシクリッド は管理難易度の高い組み合わせ……
アーリー。アフシクの代表的な人気種。
キフォティラピア・フロントーサ こいつもアフシクを代表する人気種の一つ。
タイワンキンギョ。沖縄では「トーイユ」とも呼ばれます。
トロピカルガー、ピラルクー、タイガーノーズシャベルキャット。大型魚好きに刺さる憧れの3セット……。
なお、今はガーは飼育禁止になってしまいましたね。
プラチナアリゲーターガー。アリゲーターガーの色彩変異個体。今では飼育できない希少品種です。
セブンスポット・アーチャーフィッシュ テッポウウオの近縁種。より淡水を好むのだとか。
ブラインドケーブカラシン。洞窟適応型のカラシン。ヘンな魚ですが、熱帯魚店では割とおなじみ。
トランスルーセント・グラスキャット。透け透けナマズ。こいつも熱帯魚店では割とおなじみ。

ここまで、観賞魚としての人気種・希少種がメインでしたが、沖縄らしい生体も一部展示されていました。

とんとんみー、ことミナミトビハゼ。
オキナワヤマタカマイマイ。沖縄固有の陸貝の一種。
サンゴ礁の魚。沖縄ではよく見かける、オヤビッチャとロクセンスズメダイが両方展示されているのが印象的です。
縞々のスズメダイのうち、尾鰭の上下に黒い線が入るものがロクセン。そうでなく、頭が黄色いほうがビッチャ。
ロクセンスズメダイ
オヤビッチャ 慣れれば識別は容易ですね。
ルリスズメダイ。沖縄の磯場ではよく見かけルスズメダイ。水槽内では割と凶暴……。
クサビライシ。以前海水水槽を持っていた時、飼育経験のあるサンゴの一つ。
フタユビナマケモノ。

この後は、同行者と合流。
合流後は、城趾に向かいました。

2月ですが、ハイビスカスが咲いていました。
座喜味城跡。
城跡からの眺め。

通りがけの水辺へ

道中、日没までによさげな水辺を見つけたので寄ってみることにしました。

セキショウモと思わしき水草
おそらくシマヨシノボリ(琉球列島集団)

思いがけぬ場所で初ヨシノボリ。
肝心の頭部が良く見えませんが、尾柄部の斑紋からおそらくシマヨシノボリだと思います。

ホテイアオイ。外来種。

近場にはホテイアオイの群落が。
こちらは外来種ですね。。

初日は移動日

某チェーン店……のお気に入りのやつ。

狙いの店が臨時休業……。
だったので、某有名チェーン店へ。

私の近所にはあるのですが、同行者の近所にはないらしく、なんでも遠征先での特別な一杯という印象があるのだとか。美味いことには変わりなし。

夜磯

同行者が夜磯にいきたいとのことで、心当たりのある場所へ。

ヨダレカケ。半水生のギンポの仲間。

沖縄の夜磯といえばこいつ。
半水生のギンポといえるような魚で、トビハゼに近しい生態を持ちます。
ただ、干潟ではなく岩場を好み、夜は寝ているのかおとなしく岩場に張り付いているようです。

岩場には、結構な数が見られるようです。

それとも、もう一つ。

オトヒメエビ

観賞用のエビとしても人気の高い本種。

野生下で見かけたのは、今回がはじめてでした。
夜磯で会える生き物なんですね。

1日にして、同行者の目的(城跡関連)は概ね達成できたそうです。

2日目 採集の日

川はこんな感じ。割とクリアウォーター。

この日は採集がメイン。
心当たりのある川の、新規ポイントでアヤヨシノボリを狙います。

アヤヨシノボリ。早速採れました。

今回は初ポイント。
とはいえ、以前訪れたことのある河川の上流部です。

どうやら既知のポイントよりも個体数が多い模様。
過去一、数多くのアヤヨシノボリが見られるポイントでした。
特にメスが非常に多く網に入ります。

アヤヨシノボリ♂頭部
アヤヨシノボリ♀頭部
アヤヨシノボリ♂
アヤヨシノボリ♀
アヤヨシノボリ♀

頬の青い斑点、尾鰭の目立つ縞模様が特徴的です。
♀は頬の青い斑紋が目立たないこともありますが、尾鰭の斑紋は共通して目立ちます。

クロヨシノボリ♂
クロヨシノボリ♂
シマヨシノボリ♂
クロヨシノボリ♀
クロヨシノボリ♂
ナガノゴリ

シマヨシノボリ、クロヨシノボリも同所的に見られました。
ナガノゴリは、本州でいうヌマチチブのようなポジションで見られます。

沖縄ではおなじみの外来魚、グッピーも見られました。
上から見分ける 沖縄のヨシノボリ

沖縄の河川では主にシマヨシノボリ、クロヨシノボリ、アヤヨシノボリの3種が同所的に見られることが多いです。

慣れてくると、掬う前に上から見ても、ある程度見分けられるようになってきます。

アヤヨシノボリ♂
アヤヨシノボリ♀

アヤヨシノボリは体側に白く輝く斑点が目立ち、頭部が若干青い感じがします。

クロヨシノボリ♂
クロヨシノボリ♀

クロヨシノボリは少し黄色みが強い感じがします。♂は、白い斑点が少なめな印象。
♀はアヤとの識別難易度は高いように思えます。

シマヨシノボリ♂

シマヨシノボリは比較的わかりやすく、頭部を見れば一発です。

白い斑点はほとんど入らず、赤くうねうねとした迷路模様が入ります。

しかし採集もほぼ終わり、撮影を始めたタイミングで、雨が振り始めました。

汽水採集

私の採集目的はひとまず達成。
今度は、同行者が汽水域で採集をしたいのだとか。
雨が降る中、なんか頑張ったみたいです。

サツキハゼ
フタスジノボリハゼ
スナゴハゼ
ツマグロスジハゼ
チチブモドキ
カスミフグ稚魚?

様々な汽水ハゼが採れました。

ソーキそば

昼食は、もう一つの大きな目的ともいえる、ソーキそば!

やんばるへ

私は目的のアヤヨシノボリを採集でき、撮影もでき、ソーキそばも食べることができたので、この時点でほとんど目的は達成。

これ以上狙いたいものがなかったので、以降の行き先は同行者におまかせしました。

結構北まで来ました。

道中、土砂降りな場面もあり、同行者が期待を抱いていたポイントは、悉く撃沈だったみたいです。
残念!

私は一通り目的を達成しましたが、同行者がまだ汽水魚を狙いたい様子。

シマヨシノボリ♂
シマヨシノボリ♂ 頭部
シマヨシノボリ♀の婚姻色。腹部の青には個体差があり、コバルトブルーのものや、スカイブルーのものがいます。

結果として、ヨシノボリはシマヨシノボリのみ。
他にゴクラクハゼやボウズハゼ、ミナミヒメミミズが見られました。

ミナミヒメミミズハゼ
ボウズハゼ
クロミナミハゼ
ヒナハゼ

ナンヨウボウズハゼ系の魚種がいるらしい川、という触れ込みで案内されたものの、それらの魚種は今回は採れませんでした。季節的なものかもしれません。

帰り際に撮影した、リュウキュウコスミレ。

晩にはフーチャンプルーを。
小鉢で沖縄そばもセット。

3日目 渋滞回避の帰路

この日はほぼ帰るだけ。

しかし、北部のとあるエリアで渋滞の情報を掴んでいたので、当該エリアを避けたコースで道の駅巡りをしながら帰ることにしました。

沖縄遠征では毎回お世話になりがち。道の駅許田。
沖縄といえば、のひとつ。ブルーシール。今回は塩ちんすこう×黒糖。
ペットボトルのルートビアも沖縄ならでは。
早く着けたので、道の駅巡りに糸満にも行くなど。
空港で食べられる立ち食い沖縄そば。早い、安い、美味いの一杯。
上空から見た神津島。ヨシノボリはいないらしい……。
今回はくっきり見えた海ほたるPA。千葉方面への遠征時は、たびたびお世話になっています。
帰りはあごだしラーメン!

リザルト

すべてアヤヨシノボリです。

アヤヨシノボリ♂ 沖縄県産
アヤヨシノボリ♂ 同個体
頬に青い小斑点が目立ちます。アヤヨシの証。
よく見ると、謎の水カビのようなものが。
メチレンブルーで治せました。
アヤヨシノボリ♀ 沖縄県産
アヤヨシノボリ♀ 同個体
♀も、頬に入る青い小斑点が最大の特徴です。沖縄産ヨシノボリでこの特徴を持つのは、アヤヨシノボリだけ。
アヤヨシノボリ♀ 沖縄県産
アヤヨシノボリ♀ 同個体
個体によっては淡いものもいますが、よく見るとちゃんと入っています。

♂は頬の青い斑紋はほぼすべての個体に見られますが、♀は個体によっては淡く見づらいことがあります。でもよく見ればちゃんと入っていることがほとんどです。

頬の青い斑紋が0、かつ背鰭・尾鰭の模様も不明瞭となると、アオバラヨシノボリの可能性があるので気を付けましょう。アオバラヨシノボリは現在、沖縄県の条例で採集禁止となっています。

アオバラヨシノボリ
アオバラヨシノボリは沖縄本島北部にのみ生息する、やんばる固有の貴重な陸封型ヨシノボリです。目立った色柄が入らず、透明感のある色彩が特徴です。

※当ブログに出てくるアオバラヨシノボリは、2019年以前に採集した個体、およびその子孫です。
2021年以降はアオバラヨシノボリの採集は行っておりません。

頬に青い斑点があり、背鰭・尾鰭の斑紋が明瞭なら、アヤヨシノボリと判定できます。

また生息環境も少し異なり、同一河川に生息する場合、アオバラヨシノボリは上流側、アヤヨシノボリは中~下流側に棲み分ける傾向があるようです。私は同所的には見たことがありません。

アヤヨシノボリ♀ 沖縄県産
アヤヨシノボリ♀ 同個体
アヤヨシノボリ♀ 頭部のクローズアップ。
アヤヨシノボリ♂ 沖縄県産
アヤヨシノボリ♂ 同個体
アヤヨシノボリ♂ 沖縄県産
アヤヨシノボリ♂ 同個体

今回の沖縄遠征編はこれにて終了!
次回の更新をお楽しみに。

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