ヨシノボリ釣り@群馬県 東部

どうも、サビぬきです。

前回、福島県のトウヨシノボリをお送りしましたが、今回は少し南に下って群馬県のものをお送りします。
トウヨシノボリばっかり連投している気がしますが、何卒お付き合いくださいませ()

さて、今回の採集ですがヨシノボリ「釣り」で狙うことに重きを置いてみました。
いつもは網なので、ある種新鮮です。

という訳で釣行。

仕掛けと餌

仕掛けは非常にシンプルです。

延べ竿にワカサギ用の針を付けただけ。餌は赤虫を使用します。

板オモリを少し大きめに付けることにより、狙ったポイントに投入しやすくしています。

ヨシノボリは比較的警戒心が薄いため、目の前に落とすと食ってくることも多いです。

水中確認

水中を確認してみましょう。
カメラを入れてみると・・・。

魚はいますね。
しかしどうやら、「ヌマチチブ」のように見えます。
ヨシノボリとよく似ていますが、ヨシノボリではありません。

中央やや左に注目。

少し待っていると。
居ました、ヨシノボリです!

しかし何ヨシノボリ かまではちょっとこの写真からは判定が難しいです。

ポイントは群馬県のとある止水域なので、クロダハゼまたはトウヨシノボリかの2択となります。

バッチリ映った。

これはばっちり♂が撮れました。
背鰭が長く伸長しているように見えます。
クロダハゼのオスの背鰭は先端が細く尖らず、伸長しません。
このため、「トウヨシノボリ」ですね。

しかし筆者の経験上、群馬県では頬に斑点が入るヨシノボリを見かける頻度が高い気がしています。
放流も行われている場所のようなので、オウミヨシノボリもしくはその交雑個体である可能性も、あり得ます。

いざ釣行

それではいざ、尋常に。

こんな感じで釣れてきます。

一番最初に釣れたのは。

ヨシノボリではない。

最初に釣れたのは、最初にも言っていた「ヌマチチブ」でした。

ヨシノボリによく似たハゼ科の魚ですが、ヨシノボリではありません。


ヌマチチブについて

ヨシノボリとの相違点
  • 目に赤のV字バンドが入りません。
  • 頬に青白い小斑点が入ります。光沢はなくつや消しです。
  • 胸鰭の付け根にオレンジ色の縁取りが入ります。

ヌマチチブは、慣れないうちは特にルリヨシノボリと似ているように見えるかもしれません。

ヌマチチブ
ルリヨシノボリ

しかし、比べてみると違いは意外と明瞭です。

特に目にかかる「赤いラインの有無」は大きな差だと思います。
加えて、どちらも頬に青い斑点が入りますがヌマチチブは光沢がなくつや消しです。
一方で、ルリヨシノボリの青い斑点には光沢があります。


群馬のヨシノボリ

さて、釣りを再開しましょう。

またしばらく粘っていると・・・。

釣れました。
トウヨシノボリですね。メスだと思います。

むむ、よく見ると頬に赤い斑点がありますね。
オウミヨシノボリの影響を受けている個体群なのかもしれません。

また釣れました。
今度はオスですね。

やや大きめのヌマチチブ。
本日一番の大物でした。

・・・という具合で、ヌマチチブの方が多めでしたがヨシノボリを数匹釣ることができました。

釣り上げた時点で最初から、ヒレがぼろついた個体が多い模様。
ヌマチチブとの縄張り争いに負けている?

確かにヨシノボリも見られるものの、大部分はヌマチチブ。
ヨシノボリは一度針にかかると学習するのか警戒する仕草を見せましたが、ヌマチチブはお構いなしに積極的に赤虫を追いかけてきます。
結果、ヨシノボリを狙っているはずなのにヌマチチブがたくさん釣れてしまいます。

ヌマチチブばかり釣っても仕方ないので、適当に切り上げました。

ただ、ヨシノボリとヌマチチブの警戒心については、生息ポイントにより差があるように思えます。
ポイントによっては、ヨシノボリがほとんど無警戒なところもあると思います。

水底に映える橙斑。

リザルト

今回釣り上げたヨシノボリの特徴を見てみましょう。

群馬県産トウヨシノボリ♂
頬には赤い斑点が見られます。
下顎突出。
別個体♂
こちらにも赤い斑点が。
上顎突出。
また別の♂
赤い斑点は密集気味。

♂の頬には赤い斑点がそこそこ密集して入っていました。
顎の出方については個体差があるようです。

このポイントではマス類などの放流も行われているようでした。
もしかすると、クロダハゼ×オウミヨシノボリの交雑個体である可能性もあり得ます。

ただし、細かいことは遺伝子を見ないと判定はできません。

群馬県産トウヨシノボリ♀
頬に斑点は無いように見えます。
別の♀
わずかに赤い斑点が見えます。

♀個体は、頬に斑点がほとんど見られませんでした。
顎の付き方は個体によってまちまちです。

オウミヨシノボリそのものであれば、赤い斑点と上顎突出の特徴は均一に出るはずです。
このため、「もともとそういう集団」のトウヨシノボリであるか、またはクロダハゼ×トウヨシノボリの交雑集団のどちらかと考えるのが無難かな とは思いました。

そんな感じで、群馬のヨシノボリはこれと決まった形質を待たず、謎が多いように感じます。
遺伝子さえ確認することができれば、何か分かりそうな気はするのですよねー。


夕飯

遠征の帰りはやっぱりラーメン。

それでは今回はこの辺で。
次回の更新をお楽しみにー。

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